太田川カヌーツーリング('02年8月17日)

おおたがわ 広島県広島市
流域内人口密度 573人/平方キロ (太田川水系)
リアルタイム水量 中野 ツーリング当日は1.39m
駐車場 至る所に広い河原があり、ファミリーが集うため、どこからでも川へのアプローチは楽と思われる。
トイレ そこらへんの店舗?
買い出し 広島市内なので、そこらへんに店舗があると思う。
温泉 アルカディアビレッジ(670円)
ひとこと 初心者に適した河川。
今井田〜可部 6.7km 3.0‰

 この日は島根県の高津川を漕ぐ予定であった。下見をしたところ、水量不足。錦川上流部にしようと思って移動したら、濁っていたし、いいスタート地点が見つからなかった。で、仕方なしに太田川にやってきたのだ。ソロツーリングならではの瞬間移動技である。
 太田川は、小学社刊日本の川地図101には、「清冽な流れ」と紹介されていた。川底も見えるし、まあ、汚くはないな、くらいの私の印象であった。
 キャンパーが多く、河原に下りられる箇所は多い。ただ、JAFが救助中のスタックしている車も2台見かけた。要注意である。

 キャンパーの隙間から艇を漕ぎ出した。スタートしてすぐが、区間最大の瀬である。2級にも満たないような瀬であるが、顔まで水が掛かり、なんだか嬉しくなった。
 釣り師の数も少なく、意地悪な人もいない。水量はもう少し欲しいが、なかなかいい感じ。ただ、水質に関しては不満あり。汚くはないと、最初に感じたのは、水量がなかったからであり、川底が見えるのは、水深1mくらいまでであった。

 人がいないところでは、ほとんど漕がず、のんびりしていたが、川遊びしている人があっちこっちにいるので、なかなか休めない。わずか1時間15分でゴールに到着した。

 看板にチェーンロックでつないでおいた自転車にまたがり、スタート地点の車へ向かう。が、車を停めた河原まで戻ってきたところで、自転車のチェーンが外れてしまった。簡単に直りそうであったが、手を汚したくなかったので、直すこともなく、そのまま車に積み込んだ。
 今度は車でゴールへ移動し、艇を回収。

 ヒバゴンの里、比婆山温泉に行ったが、旅館が一件あるだけで、入浴の意欲を削がれた。結局岡山県の湯郷温泉「花みずき」で入浴。ここは高梁川に行ったときに立ち寄ったところで、あまり好きではないのだが、ほかにいい温泉が見つからなかったのだ。

 太田川は、水質は良くなかったが、近所にこんな川があってもいいな、という印象。初心者にカヌーを教えるにはうってつけの川である。本当は日置川が近所に欲しいのだが、あれを望むのは贅沢だから・・・

(おわり)